一級建築士 製図特訓 配置計画編−1

製図特訓 配置計画問題

配置計画の問題をやっている理由

先日、Twitterで⬇️

って呟きました。

今回は

  • 配置計画の問題をやっている理由
  • プチ問題と解答

についてです。

スポンサーリンク

配置計画の問題をやっている理由

空間構成の4要素

ノロアリ
ノロアリ

その前に皆さん空間構成の4要素は知ってますか?

空間構成の4要素は下記の通りです。

  1. 建築物の配置計画
  2. ゾーニング・動線計画
  3. 要求室等の計画
  4. 建築物の立体構成

4要素の順番は、「重要な要素順」となってます。
1の建築物の配置計画でミスした場合は2〜4の要素も誘発してミスをします。
3の要求室等の計画でミスをした場合は4の立体構成も誘発してミスをします。

特に建築物の配置計画においては、建築計画・構造計画・設備計画・条件違反・法令違反全てにおいて連動していますので最も重要な要素といって間違えはないと思います。

例えば

広場や駐車場の影響で、建築物自体が歪な形状となってしまう。

そうすると、要求室の機能性が低下・構造的に不安定となります。

さらに設備のシャフトに矛盾(やっている本人は気づかず)が生じたり、絶対に納まらない計画になります。

こうやって負の連鎖が止まりません。

合格する確率をアップ

毎年出る合格基準の採点ポイントに書かれているものは、建築物の配置計画ができないとクリアできないということです。

逆に言えば、配置計画ができてしまえば、ミスを最小限に抑えることが可能になり合格する確率が上がると思います。

これがノロアリが配置計画の問題をやっている理由です。

皆さん是非問題に挑戦してください。そして

ノロアリ
ノロアリ

『不安要素を排除して合格する確率を上げていきましょう』

では早速問題へ

問題1-1

解答1−1

条件整理

施設利用者用の広場→建物内に入って広場にいくという動線になればOK
道路歩いている人が自由に行き来できると誰もが利用できる広場になってしまうからです。

人の流れをプロット

北側、東側の道路はどちらも幅員は同じで歩道あり。駅があるため人通りが多いと予想できます。

アプローチ検討

A~Dのパターンがあります。パターンが4つもあるとどれを選択するかが難しいポイントとなります。

今回はAパターンの長辺側から利用者、短辺側から管理のアプローチで考えていきます。

基本
利用者と管理のアプローチを別方向から考えると自然と利用者と管理のゾーニングができること
長辺から利用者のアプローチとする方が建物内の計画が簡単

という理由でAパターンを採用してます。

駐車場、駐輪場の計画

基本
駐車場は交差点から離れた位置に(安全性の確保)
駐輪場は車の動線と離した位置に(安全性の確保)

広場の計画

南側に間口を広くとる(ア)案、正方形に近い形状となる(イ)案
どちらでもOK

建物形状が整形とできる(ア)案の方が後々楽かもしれません。

問題1−2

解答1−2

条件整理

オープンスペースはアプローチ込みの空間のこと
誰もが利用となっているが書かれていなくても誰もが利用できる位置にあるべきです。

人の流れのプロット・アプローチ検討・駐車場、駐輪場の計画

問題1−1と同じです。

オープンスペースの計画

交差点側の方が人が溜まりやすくアプローチしやすいため、(ア)案を採用

駐輪場が邪魔になるため少し移動。

(ア)−1案は交差点側が少し狭い
(ア)–2案だと駐車場と駐輪場の動線注意、車椅子用の駐車場から出入口の距離が長くなる、出入口の位置が東側に寄ってしまう。
以上から(ア)−1案を採用する方が良さそう。

問題1−3

解答1−3

条件整理

施設利用者用の広場→建物内に入って広場にいくという動線
10mの円が一つ以上入るスペースを設ける

人の流れのプロット・アプローチ検討・駐車場、駐輪場の計画

問題1−1と同じです。

広場の計画

間口を広くとるとかなりの面積(200m2以上の指示があっても200m2に近い値にしないと建物の面積が不足する場合あり)が必要となりますので、正方形に近い形状にします。
位置は、南西側、南の中央もしくは南東側に配置する3案があります。

南東側に配置する場合は管理ゾーン側になるため、ゾーニング違反に注意しなければならない。
※東側に管理アプローチがあるため、管理ゾーンも東側にあります。

広場を南の中央に配置すると、建物が凹の形状となります。凹形状の平面プランは難易度が高いためエスキスに時間がかかるのに注意。
※一度どこかで凹形状の平面プランをやってもらえればわかると思いますが、今は凹形状は平面難しいと認識しておきましょう。

そのため、一番無難な南西側に配置案で進める。南面で公園に面しているので環境的に快適なので、計画上留意したことを記載しやすいと思います。

問題1−4

難易度が高いです。問題1−3まで確実に理解してからやってくださいね。

解答1−4

条件整理

まず方位に注意 必ず毎回方位はチェックしましょう。
オープンスペースは公園との行き来できるようにしないといけない。

人の流れのプロット・アプローチ検討・駐車場、駐輪場の計画

問題1−1と同じです。

オープンスペースの計画

交差点側にある方が利用者にとっては利便性が高いこと
公園との行き来できるようにすること(指示あり)

この条件より、オープンスペースは敷地東側に計画。

南東側にサービス駐車場があると

  • 利用者と管理のゾーニング・動線交錯
  • 車と人との動線交錯
  • 駐車場がジャマ

など不都合なことがあるため、アプローチを変更する必要があります。

変更するときには注意。よく条件違反やゾーニング・動線に不備がある検討になっていることが多くあります。

どう変更するかというと

南東側には管理ゾーンを配置しないようにする → 管理アプローチを北東側道路からとする。
南東側に車と人との動線交錯、駐車場を設けないようにする → 駐車場の入り口は北東側道路からとする。
オープンスペースからアプローチできるようにする → 南東側に利用者アプローチを計画。

この条件より、Bパターンのアプローチを選択

利用者駐車場が交差点側に寄ってきますが、横断歩道より北西に5m以上離れた位置に切り開きを計画すれば問題なしです。安全面ではやや劣りますが、条件違反でないのでOK。

駐輪場の配置にも注意が必要です。交差点側に面して間口を広く設けるとオープンスペースが台無しになるのでそうならないようにしましょう。

問題1−5

この問題も難易度高です。

解答1−5

条件整理

方位に注意
屋外広場の条件は

  1. 既存樹木を含める。
  2. 日照に配慮する。
  3. 7mの円が1つ以上入るスペース
  4. 250m2以上
  5. 施設利用者用

条件が複数あるとややこしいです。混乱してしまわぬように整理しましょう。
しかし、実は条件が複数あることで位置がほぼ決定してしまうこともあります。今回はそのパターンです。

人の流れのプロット

問題1−1と同じです。

アプローチ検討

わからない人、なれてない人は敷地にとりあえずどのパターンでもいいので書いてみる。
今回はAパターンを書いてみる。

Aパターンだと
北東側道路に近い位置に既存樹木があるため、サービス駐車場が近い。
北東側に管理アプローチがあるため管理ゾーンが配置される。そうすると既存樹木付近が管理ゾーンになる。動線確保が難しくなるかもしれない。

そのため今回は管理のアプローチを北西側道路からとし既存樹木のある北東側が利用者ゾーンとなるアプローチのパターンを選択する必要がある。

その条件に合致するのは、Cパターン

駐車場、駐輪場の計画

問題1−1と同じです。利用者・管理の駐車場を1箇所にまとめるので動線交錯に注意が必要です。

広場の計画

ここまでできればあとは既存樹木付近に計画するのみです。
日照に配慮という条件があるので南面に対して間口を広くとる(ア)案を採用

最後に施設利用者用なので道路から勝手に出入りできないようにフェンスを設けるなど対策して終了です。

最後に

最後まで見ていただきありがとうございます。
問題1−1から1−5は敷地が一緒で条件が異なってるため繰り返しやることで、考え方を確立することができます。

10回ぐらいやると自分の考え方の軸ができていくと思います。

ここに載っているものが全ての解答ではないので注意してくださいね。