毎日コツコツできる問題をTwitterで発信しております。
今回はTwitterでアップした問題2−1から2−5(解答)までをまとめました。
Twitterだとどうしても古いものを見つけにくいです。
今後、ブログに残していきます。
製図を受験される方、是非ご利用ください。
問題2−1
目安時間は10分
解答2−1
2−1条件整理
駐車場が計6台と多台数です。駐輪場が20台
駐車場は車路と駐車スペースあり面積もかなり使います。建物に影響がありますので要注意。
2−1人の流れを敷地にプロット
役所があり、周辺建物は商業施設・事務所が多いこと→市街地。
駅がある(どの程度の距離があるかは不明)→人通りが多く、バスなども走っている可能性あり。
敷地北側道路、東にある道路とも歩道あり→人通りが多い。
2−1アプローチの検討
Aパターン 利用者は敷地中央から、管理は敷地西側
Bパターン
利用者は同じ中央、管理は敷地東側
どちらがいいか?わからない人やまだ学習し始めの人はとりあえず2パターンあるなで留めておき、2パターンで次の項目へ進みましょう。
2−1駐車場、駐輪場の計画
計画の順の基本
駐車場→駐輪場
利用者→管理
この順番で計画します。
そして、配置計画−1でもやったように駐車場と駐輪場は安全性を確保するように離れた位置に計画する。
駐車場は1面道路の場合、基本1箇所にまとめる。そうすると
- 駐車場がコンパクトになる
- 歩道の切り開きが1箇所になる
今回は駐車場1箇所にまとめて考えていきます。
駐車場は利用者と管理をまとめて配置できるよう管理アプローチ側に
駐輪場は駐車場と反対側に配置
2−1建物形状検討
ここからは配置計画のステップアップということで建物の形状(仮)まで考えていくことにします。
敷地内の人の流れをプロットしていきます。その理由は、利用者ゾーンと管理ゾーンのゾーニングがしやすくなるからです。
続いて、建物を配置。
最後に利用者ゾーンと管理ゾーンを計画。
Aパターン、Bパターン並べてみるとどちらがいいのか見比べていきます。
何を判断基準にするか?
基本は周辺敷地の条件により決めます。
東側に公園があります。西側には役所があります。

どうですか?利用者のゾーンをどちらにした方がいいかわかりますか?
公園の方が開放的、景観も良好であるため、敷地東側の方が利用者ゾーンの属性を持っていると言えます。
なので今回はAパターンがベターな案だと言えます。
問題2−2
目安時間は10分
解答2−2
2−2条件整理
駐車場は計3台、駐輪場20台、施設利用者用の広場が約100m2
施設利用者用の広場は
敷地→建物→広場の流れで動線を考えます。
2−2人の流れを敷地にプロット
解答2−1を参考。
2−2アプローチの検討
2−1を参考にするとAパターンを採用したので、今回はAパターンのみで検討していきます。
問題2−2のみやっている方は2パターンで考えることをお勧めいたします。
2−2駐車場、駐輪場の計画
解答2−1を参考。
2−2広場の計画
A・B案は南側としているが事務所があり、快適性に欠けます。
C・D案は公園に接しているため快適性、開放性があります。
D案の方が公園に間口が広いことからより開放的であると言えます。
以上より
C・D案で進めてみる。
2−2建物形状の検討
人の流れをプロットして、建物を配置。そして、利用者・管理ゾーンをゾーニング。
どちらの案も成立しそうなのでこの辺りで終了。
平面プランをするときに、部門や大空間・要求室の計画のしやすさでC・D案どちらで進めるか決めればいいと思います。
問題2−3
目安時間10分
解答2−3
2−3条件整理
駐車場は計3台、駐輪場20台、オープンスペースの150m2
オープンスペースは基本誰でも利用でき、アプローチ空間を含める場です。
敷地→オープンスペース→建物の流れで動線を考えます。
2−3人の流れを敷地にプロット、アプローチの検討、駐車場・駐輪場の計画
解答2−1を参考。
2−3オープンスペースの計画
オープンスペースの位置は駐車場を避けた場所に配置します。そして誰でも利用できる場なので、道路に対して間口が広い方が利便性が増します。
そうすると駐輪場が邪魔になります。駐輪場の位置は自転車・バイクを押して歩く動線とオープンスペース内を歩く動線が別れるように(安全性確保)計画。
2−3建物形状の検討
問題2−1と2−2と同じで人の流れのプロット、建物配置、ゾーニング。
オープンスペースはアプローチ空間を含むことを忘れないよう注意。
問題2−4
目安時間は10分
かなり難易度が高いです。
解答2−4
2−4条件整理
駐車場が計6台と多台数。駐輪場20台
そして地震災害等において東側にある公園に避難している人に支援活動ができるよう(公園と本敷地は行き来自由)にしないといけない。
2−4人の流れを敷地にプロット
人の流れは、公園からの流れも考慮しないといけませんよ。ここが問題2−3までと異なるところです。
2−4アプローチの検討
アプローチも人の流れが異なるので今までと違います。
公園からのアプローチについても考えないといけません。
常時アプローチできるかできないかは条件にないのでおいといて、地震災害等で避難している人の支援活動のしやすさを考慮しなければならないからです。
2−4駐車場・駐輪場の計画
解答2−1を参照。
2−4建物形状の検討
基本解答2−1から2−3と流れは同じです。
駐車場が多台数であるため建物形状が自分が想定していた物と少し異なる可能性が出てきます。
駐車場を1/400で検討してみてください。対面と片側ではどちらが面積が広くて建物形状にどのような影響があるのか。
事前に検討しているだけでも本番に役立つと思います。
問題2−5
目安時間は10分
難易度は高いです。問題2−4ができれば意外と簡単に解けます。
解答2−5
2−5条件整理
駐車場が計3台。駐輪場20台。施設利用者用の広場を約100m2計画。
今回も地震災害等において東側にある公園に避難している人に支援活動ができるよう(公園と本敷地は行き来自由)にしないといけない。
屋外広場は災害時に公園と一体的利用ができるようにしないといけない。
2−5人の流れを敷地にプロット、アプローチの検討、駐車場・駐輪場の計画
解答2−4を参照。
2−5広場の計画
広場は公園と一体的利用ということで公園に対して間口は広い方が良さそう。
2−5建物形状の検討
解答2−1から2−4と同じ流れです。
最後に
特に問題2−4と2−5は難易度が高いです。
まずは問題2−3まで何度も復習し、その後問題2−4と2−5に挑戦してみましょう。
隙間時間にできる問題となっておりますので
- 朝会社にいく前に
- 昼休憩時に
- お風呂に入る前に
- 寝る前に
是非挑戦してみてください。
毎日コツコツやることが一番自分の力がつくことだと思います。