おはようございます、こんにちは、ごんばんわノロアリです。
エスキス編は少し難しいということで別途解説しますね

今回は製図特訓エスキス編1の中の問題1−3について解説していきますね。
下記のブログが製図特訓エスキス編1です。
問題1−3
1)要求室の条件整理
条件整理は方向性を決める必要な作業です。
- 読み落としのないようマーカー等で工夫する
- 部門ごとに面積計算する
- ざっくりとした図や動線を問題文に書く
1.読み落としのないようマーカー等で工夫する

マーカーは皆さん引かれると思います。
なので説明は割愛しますね。
2.部門ごとに面積計算する
今回の問題文は部門ごとに区切ってあります(だいたいそうなっていることが多い)
しかし、パッと見でわかるように赤線で区切ります。
これが最初の作業です。⬇️参照
続いて要求室の中には適宜とあるものがあります。
特記事項を読んで算出するものがほとんどです。
自分で面積を設定します。

使われる要求室の大きさはテキストや学科の時(計画)で学んだことを盛り込む必要があるよ。
これらは事前に知っておくことが大切。でもたまに本試験で何の部屋?ってのも出題されるからね。これはもうその時にアドリブでやってくしかない。
でも過去問に出てきている要求室についての広さの物差しは持っていた方がいいよ。
ここはもう過去問研究するしかないけど。
問題文に設定してある面積と適宜で設定した面積を部門ごとに算出
これで部門のボリュームが掴めます。

今回でいうと、図書館部門が一番大きな。主用途だからかな。
でもだいたい同じぐらいの大きさになっているな。
などなど感じたことなどを大切に
3.ざっくりとした図や動線を問題文に書く
どんな課題でも共通なのは、利用者のアプローチと管理のアプローチは必ずあります。
アプローチを最初に書きます。
続いて、今回は搬入動線が図書館部門にあるのでそれを書きます。⬇️参照
集会部門に関して
ホワイエとは
今回の課題だけでなく共通的な事項なので覚えておきましょう
ホワイエは今回の課題でいうと、多目的ホール用の休憩所だったり、ロビーに該当する空間です。
そのため、多目的ホールへの動線は、必ずホワイエを介することになります。
その動線を矢印で表現します。
また、職員控室のように1項目で2室以上ある場合は何室必要なのか目視でわかりやすくします。
吹抜けも2層なのか3層なのか簡単に断面を書くといいです。
3層でなくていいなら2層吹抜けの方が圧倒的に簡単なので。
最後によく読み落としのある要求室の一番下部分に注意
大切なものがここに書いてあるパターンもあります。
この程度の条件を問題文に確認程度で書いておけばいいと思います。

問題文には読みながら図示した方が頭に入りやすいと思いますよ。
逆に言えば読み落とし防止のために書けばいいと思います。
これを踏まえてもう少し詳しく図を書いて整理していきます。
建物のゾーニングや動線がどんな構成になっているかなど確認するためですね。
ここからはエスキス用紙に書きます。
ここからは問題文にざっくりとした図と動線を基に
ゾーニングと動線の構成がわかるように書いていきます。
まずはエントランスホール、管理ゾーンを書きます。
続いて搬入動線がある図書館部門を書いてきましょう。
そして搬入の必要な部屋を書き搬入動線を矢印で書きます。
こんな感じに
あとは残りの部門を書きます。
集合部門は、多目的ホールとホワイエ、備品庫の関係を書きます。
教育部門に関しては利用者が行けるようにすればいいだけです。
これで建物のゾーニングと動線の構成が出来上がり。
どの課題でもこの図がかければ🆗
複雑な動線などがある場合を除いて、建物ごとの用途が何となく頭に入っている人に関してはこの部分は省略していいと思います。
2)設置階を断面に記入
まず、設置階の指定がある場合はラッキーだと思ってください。
あれこれ悩むところがなくなります。
設置階指定のある部屋については違反しないよう赤ペンで断面に書きましょう。
赤ペンで書くことで設置階違反を防止します。
設置階違反は、設計条件を著しく逸脱しているものに該当します。
要注意!!
3)設置階の要求室を基に部門を記入
設置階の指定の多目的ホールがある集会部門を1階に(天井高の関係で2層分)
続いて、エントランスのある共用、管理ゾーンそれぞれ1階に
2階のあまりと3階では3階の方が広いため
3階に図書館部門、2階に残りの教育部門を
地下にある閉架書庫は利用者が入ることはないので管理ゾーン内(管理コア)で繋がっていれば問題なしです。
以上問題1−3の1)~3)の解説でした。
下図解答です。参考にしてください。
まとめ
おそらくこの問題の解答がわかりにくかったかもしれません。
1)では要求室の条件整理の方法
2)は設置階指定のある場合の対処法
3)は設置階指定を基に部門がどのフロアに計画するかの検討法
でした。
部門のフロア検討は基本
階別ゾーニングです。
それが利用者にとっては一番わかりやすいからです。
課題が難しくなってきたらこれが崩れてきます。(出題者の意図的に)
本試験でもそうです。
でも基本がわかってないと崩された時間違った対応になってしまいます。
ただの無茶苦茶なのか、理論的に分けているのか。
採点者にはすぐにわかります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
もし、勉強になったよとかわかりやすかったと思ってもらえたら周りで頑張っている受験生仲間にこのブログのことを紹介していただければ嬉しいです。