おはようございます、こんにちは、ごんばんわノロアリです。

今回は製図特訓エスキス編1の中の問題1−4について解説していきますね。
下記のブログが製図特訓エスキス編1です。
問題用紙は下記です。
問題1−4
解答
設備について
空調設備
空調方式は指定があるので文句なしで
単一ダクト方式です。
ここで違う空調方式を選択すると
ランクⅣ
熱源を空調機(エアハンドリングユニット)へ運ぶにPSが必要です。
また、空気を空調機(エアハンドリングユニット)から各部屋に運ぶDSが必要です。
よくわからない時は下記の記事で復習しましょう。
あとは熱源機を選択
・空冷ヒートポンプチラーユニット
・ボイラー+冷凍機
のどちらかを選択すれば良いです。

ではどちらを選択するの?

基本は空冷ヒートポンプチラーユニットを選択しましょう。
1.屋上に設けることができるため、機械室の省スペース化が図れること
2.ボイラー、冷凍機に比べて省エネです。
以上2つの理由より空冷ヒートポンプチラーユニットを選択。
給水設備
続いて給水に関して
3階建てであること
用途が地域図書館であまり給水量が不要なことより
水道直結方式でいいと思います。
※別途、条件に防災などのことが書かれていたら受水槽を設けることになりますがそのような条件は今回はないため不要です。
給水設備の復習には下記の記事を参考にして下さい
電気設備
続いて電気設備

キュービクルの設置場所ですが
ここは迷いどころ
屋外に設置すれば:省スペース化
屋内に設置すれば:雨風から機器を守れる
どちらのメリットも甲乙つけがたいです。

どちらでもいいけど
今回は屋外キュービクルを選択しましょう
設備スペースの省スペース化及び設備スペースの計画不要なため
今回は地下に設備スペースを設けるので、機器を置く分スペースは広くなりその分土屋を掘らないといけないので
以上2つの理由から、今回は屋外キュービクルを選択
電気設備の復習には下記の記事を参考にしてください。
建築面積について
問題1ー3で検討した断面に基づき面積バランスを見ていきます。
まずは決まってる集会部門から
1階は400m2
2階は380m2
必要になります。
2層分必要ですからね。
続いて、教育部門と図書館部門。
3階はまだ何もないため、面積の広い図書館部門
残りを2階の教育部門にすると
面積的にバランス良くなり階別ゾーニングとなりそう。
面積の確認をすると
1階:800m2
2階:830m2
3階:500m2
となります。
1階はエントランスを広げることで2階と同じにできます。
3階だけ面積的に少ないので、一部屋根にすればどの階も同じ面積になりそう。
仮定ではありますが、階振り分け終了。
続いてウツワがどれだけ欲しいかになります。
ウツワ=床面積+仮想床+吹抜け+屋根ないし屋上庭園
仮想床とは
大空間など2層以上の空間の吹き抜けている面積
これを足してあげないとめちゃくちゃ狭くて各要求室の要求面積を満たすことができません。
試して貰えばわかります。
それぞれ足していくと
3,180〜3,580m2
となります。
これが今回は必要なウツワです。
問はウツワを求めることではなく建築面積を求めることなので
ウツワを階数で割ります。
3,180〜3,580/3=1,060〜1,193m2
これがざっくりとした建築面積になります。
なぜ建築面積を算出するか?
それは建ぺい率がオーバーしていないか?
建築可能範囲内に納まるかの確認です。
どちらか満たしてなければ
断面構成の見直し
建築可能範囲の見直し
しかし今回は大丈夫なので見直し不要です。
ということで今回の建築面積はこの数値。
しかし庇などが含まれていないため正確なものでないことは知っておいてください。
ここはかなり苦手な人が多いです。

しかしここができないとウツワの算出ができていないことになるので常に面積が超えているかどうかのバクチになってしまいますよ。

また私はこのやり方しか知らないのでもこのやり方以外でもっといい方法があるのであればそちらの方法で算出しましょう。
要は必要なウツワがどの程度なのか?
それは建ぺい立をまたしているのかどうか?
が確認できればいいです。
まとめ
1)設備スペースに設置する機器を知るには
空調・給排水・電気の3つに関してどの方法にするか選択して
屋内に設備スペースが必要かどうかを検討して
答えを導き出します。
2)問1−3の求めた断面から
各階の面積を求める
各階の面積バランスの確認→NGなら構成を変更
必要なウツワを求める
必要なウツワから階数を割って建築面積を求める
建築面積が建ぺい率・建築可能範囲を超えていないか確認
断面構成に関しては、ノロアリこのやり方しか知らないので抵抗がある方はあまり参考にしないでね。
次回は1ー5の解説にいきます。
役にたったよって方は受験者仲間にこのブログの存在を教えていただければ幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。