始めました、エスキスの考え方をお伝えします。【一級建築士製図特訓エスキス編1】

製図特訓

おはようございます、こんにちは、ごんばんわノロアリです。

Twitterでアンケートをとるとエスキス編を推薦される方が多かったので始めてみました。

正直、エスキスの方法は学び舎ごとで異なるのでどれがいい方法なのか、はたまたわかりやすいのかはわたしにはわかりません。
それに、各個人で違うと思います。

ノロアリ
ノロアリ

まずは主旨の確認をして下さい。

製図特訓の趣旨
  • 隙間時間に出来る学習
  • 基本的な知識をアウトプットできるような学習
  • 私が有効的だったと思う学習

というコンセプトを基に始めています。

なのでエスキスの進め方をレクチャーするとせっかく学び舎から教わっているものが台無しになってしまうおそれがあるので混乱するようであれば、参考にされない方がいいと思います。


それを覚悟でそれでも参考にしたいよって方のみここからの問題へ進んでください。

今回は

空間構成
  1. 建築物の配置計画
  2. ゾーニング・動線計画
  3. 要求室等の計画
  4. 建築物の立体構成

この中の1.2を中心に特訓したいと思います。

なので問題文の構成も本来のものとは変えてます。

そして要求室ばかりに拘って計画しないような問題構成としております。

皆さんは要求室の計画の方法が知りたいのは分かります。
そのためには、配置計画やゾーニング ・動線計画がより重要になります。

ノロアリ
ノロアリ

私も実は要求室に拘ってた時はうまくエスキスができなかったんだ。

最初はたぶんつまらないかもしれないけど我慢してね。

では早速今回のエスキス編1で使用する問題用紙を読みましょう。

この問題用紙No.1をよく読んで各問にお答えください。

あれ?要求室がないぞ?って思われた方
そうです。わざと抜いております。

ノロアリ
ノロアリ

なぜか
主に配置計画を意識してもらいたかったからです。

あとで要求室の入った問題用紙も出てきますが最初はあえてスルーしてください。

では早速配置計画からスタートしましょう。

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問題1−1 配置計画

配置計画編でやったような問題です。
今回ははじめなので難易度を低くしております。
すぐ解けます。解けることよりも自分の考え方の幅を広くしてあげることに意識して下さい。

この問題でアプローチのパターンとして最低でも2パターンは欲しいです。

何故か?
エスキスを進める上でのメリットがあるからです。

メリット
  • パターンからよりいい選択ができる
  • より自分の得意なプランの選択ができる
  • 考えているプランが詰まっても後戻りが容易

いっぱいパターン出せば時間がかかるのでは?と疑問をお持ちの方
このぐらいのレベルのパターン出しにおいてはの時間ロスはほんの少しです。
むしろここはそんなに時間をかけてはなりません。

しかし、最初なので目安時間を10分としております。
本番では5分かからない程度でパターン出しができれば良いかと思います。

解答1−1 配置計画

解説1−1 配置計画

現状わかってる部分のみで条件整理

公共駐車場を利用できるんだ
駐輪場はあり
サービス駐車場もあり
広場などはなし

人の流れのプロット

車で来客される方の動き
徒歩や公共の交通機関で来客される人の動き
二つがより重なるのはやはり交差点ではないでしょうか。
ここに人が集まります。
よく映像で流れる”渋谷の交差点”をイメージしてください。
あんなには人はいないでしょうが(笑)

アプローチの検討

この敷地だけでは交差点からどの方向に多く人が流れるかはわかりません。駅などがあれば別ですが、今回の敷地にはございません。

道路幅員も同じですし

あえていうなら間口が広い方からアプローチがあればわかりやすいのかなぐらいですかね。

でもここで安易に決めつけるのはよくないのでそれぞれの道から利用者アプローチを考えていきましょう。

その結果解答にあるようなアプローチパターンが出てくると思います。

他にもある方教えてください。おそらく4パターンぐらいです。

駐車場、駐輪場の配置

アプローチ別に配置していきましょう。
Aパターンは交差点を活かすために交差点側には配置しない

Bパターンは駐車場を交差点側に配置すると安全性が損なわれるので、交差点側から反対側に駐車場、交差点側に駐輪場を配置。

CパターンもBパターンと同じ考え方

DパターンはAパターンと同じ考え方

建築物形状の検討

それぞれ配置した駐車場・駐輪場を避けた位置に建物を配置します。
あくまで仮です。

駐車場や駐輪場を実際に配置したら少し変更する場合もあります。
位置関係がわかればいいのです。

それはこれらのメリットがあるからです。

メリット
  • パターンからよりいい選択ができる
  • より自分の得意なプランの選択ができる
  • 考えているプランが詰まっても後戻りが容易

問題1−2 建築可能範囲

問題1で解いた配置計画案でパターンごとに建築可能範囲を求める問題です。

これも考え方の幅をより広くしてもらうための問題です。
もし問題1でパターンが少なかった方は解答のパターンを参考にチェレンジしてください。

目安時間は10分

解答1−2 建築可能範囲

解説1−2 建築可能範囲

駐車場・駐輪場の寸法はわかっていますか?
迷うようであればすぐにテキストを開いて確認してください。
ここで毎回迷うようであれば時間がかかりすぎますし、間違ってしまえば合格の可能性が低くなります。

ただここで注意しておきたいことは
建築物が地下があることです。

ドライエリアを忘れてしまいがちです。

地下があるときは3つ忘れないように
  • ドライエリア
  • 地下に行く階段
  • 平面・断面に地下室の表現

ドライエリアがあることで避難経路の確保ができなくなる場合があります。
最後に気がつくと血の気が引きますね。

その場合に限ってはグレーチングで蓋をするで誤魔化すしか方法がありません。
(いいかどうかはごめんなさいわかりません)

問題1−3 条件整理・断面構成

ここではじめて問題用紙のNo.2をお読みください。

要求室と留意事項を記載しております。

ここからはゾーニング・動線計画です。

その前によく条件を整理してください。

この問題は少し時間がかかると思いますので目安時間を20分としております。

解答1−3 条件整理・断面構成

解説1−3 条件整理・断面構成

問題1−4 設備計画・必要なウツワ

解答1−4 設備計画・必要なウツワ

解説1−4 設備計画・必要なウツワ

問題1−5 ゾーニング・動線計画A

解答1−5 ゾーニング・動線計画A

問題1−6 ゾーニング・動線計画B

解答1−6 ゾーニング・動線計画B

平面計画の手順って記事も参考にしてね

問題1−7 ゾーニング・動線計画C

解答1−7 ゾーニング・動線計画C

問題1−8 ゾーニング・動線計画D

解答1−8 ゾーニング・動線計画D

問題1−9 スパン検討

解答1−9 スパン検討

問題1−10 スパン検討

解答1−10 スパン検討

問題1−11 スパン検討

解答1−11 スパン検討

問題1ー12 プランニング

解答1ー12 プランニング

問題1ー13 プランニング

解答1ー13 プランニング

問題1ー14 プランニング

解答1ー14 プランニング

問題1ー15 スパン検討

解答1ー15 スパン検討

問題1ー16 プランニング

解答1ー16 プランニング

最後に

空間構成をまず言えるようになりましょう。

空間構成
  1. 建築物の配置計画
  2. ゾーニング・動線計画
  3. 要求室等の計画
  4. 建築物の立体構成

ノロアリ
ノロアリ

これがわかってなくても合格する人はいます。

でも、わかって合格する方の方が圧倒的に多いと思います。

そうなるとわかってなくて合格する人の合格率って低いからね。
理解することで1%でも合格率を上げるしかないです。

もしブログが役にたったなと思っていただけたら、他の困っている方や今から一級建築士を受験される知り合いなどに紹介していただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。