初心者もできる 基準階タイプ エスキス初級編 製図特訓エスキス編問題2−4

製図特訓

おはようございます、こんにちは、ごんばんわノロアリです。

ノロアリ
ノロアリ

何度も同じような問題で飽きてませんか?
でも何度も同じような問題をすることで復習にもなります。
我慢も時には必要です。

問題2−1〜3に引き続き基準階タイプの問題やっていきます。

最初のミッションの確認

最初のミッション

1. 基準階部をどれだけコンパクトにまとめるか
2.基準階部をどれだけ早くまとめるか

の2点です。

ノロアリ
ノロアリ

しつこいと思いますが、何度も伝えます。

重要ですから。

基準階タイプにおいてこの2点ができなければ不合格の確率がかなり高まります。

何故か?

1.コンパクトに納めることが出来なければ
面積オーバー
となります。

2.早くまとめれなければ
エスキス時間切長期化
となります。

前者は即不合格

後者は作図時間のことを考えるとミスを多くするもしくは未完のリスクを負うことになります。

最初のミッションをクリアできるような基準階タイプについての問題を作りました。
皆さんぜひ挑戦してみてください。

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問題2-4

用途は研修施設です。

面積オーバーを回避するため、よりコンパクトにまとめてください。

よりコンパクトで単純なプランは

I型タイプ

基準階のみのプラン完成すればOKです。

今回は、要求室の種類が今までより多いので少し迷うかもしれません。

最初の整理部分で後戻りしないようにしましょう。

最後に

目安時間10分は意識してください。
最初にも言いましたが、どれだけ早くまとめることができるかが勝負になります。

基準階は早くまとめることができたらかなり優位になります。

作図時間の確保ができるからです。

解答2-4

解説2-4

概要

改めて用途は研修施設です。

研修施設の確認
住むわけではない=一時的な滞在
なので北面採光があってもOKです。(※今回は方位示していません)
ホテルのように知らない人ではなく、ある程度知っている人たちが利用する。

なので、基準階部分にも談話スペースなどの共用のスペースがあります。

それを踏まえて

1.要求室の整理

まずは1フロアに何室必要かを整理します。

宿泊室Aは間口が3.0m以上、面積が20m2/室で9室必要です。

宿泊室Bは間口が4.0m以上、面積が25m2/室で2室必要です。

車椅子使用者用は、面積40m2が1室必要です。特に間口指定はないです。

談話スペースは、20人程度が利用するスペースが40m2必要です。

読み落としがちな部分で

共用便所・自動販売機コーナー

残り
リネン室、利用者コア、管理コア

今回は、共用便所を設けるように指示があるので読み落としがなければOKかと思います。
自動販売機コーナーはホールもしくは談話スペース付近にあれば便利かと思います。

以上が基準階に必要なものです。

2.とりあえず並べる

基本I型のプランで進めます。
中廊下型で両面居室となる型です。

I型プランを選択理由
  • 一番コンパクトで単純
  • 採光が取れる
  • 作図時間も少なくて済む

と言った理由からです。

先程整理した室数を端から単純に並べます。

並べるときのコツは

同じ面積の倍数ごとに並べる

まず面積が20m2の倍数である宿泊室Aの9室を並べます。

20m2の倍数の室を続けて並べます。

車椅子使用者用・談話スペース・リネン室

これで20m2の倍数を並べ終わりました。

続いて、廊下をまっすぐ

25m2の倍数である宿泊室Bを廊下を挟んで逆側へ2室並べます。

残りは共用便所・自動販売機コーナー・コアを並べます。

若干あまりのスペースができます。とりあえずほっときます。

これで全てが並びました。

室の配置は今のところ変ですが入れ替えでなんとかなるので続いてスパンを出していきます。

変ということを理解して
コア位置➡️重複距離が少なくなる位置はどこ?
どこに共用ホールや便所があればいいのか

など次につながるようなことは考えながらやるといいです。
いったん書いたらあれこれ問題点が見つかるのでそれを解決しながら並び替をします。

3.スパン出し

スパンを出す上で1番のヒントは

スパン出しのヒント

要求室の面積
間口寸法

両方とも揃っています。

最初は宿泊室Aから

X方向1部屋につき間口3.0m必要です。

ここでスパンを区切るとあまりにも柱が多くなり不経済な建物となるので、その倍の6mスパンとします。

Y方向のスパンを出します。宿泊室Aの部屋面積は20m2です。
20m2から間口3.0mを割ると6m or 7mとなります。

コンパクトになるようにということでY方向6m

ということで今回の研修室Aに適しているグリッドは6×6

続いて、廊下の反対側の部屋のY方向を求めましょう。 

宿泊室Bは間口6mあるので25m2/7m≒4.1程度切り上げて4.0m

コア(階段幅)も4.0mあれば入ります。

残りは廊下幅
廊下幅で気をつけたいことは両面居室となっているため、
有効幅が1.6m
柱型の部分1番不利
であることを考慮して検討する

壁厚、柱幅、柱仕上げなどを有効幅に足すと約2.1m➡️2.5m

4.0+2.5で6.5mスパン

切り上げて7mスパン

今回はX方向6m、Y方向は6mと7mスパンとなりました。

4.並び替え

最後に並び替え

その他の設計条件があるか、低層階に求められている留意事項や要求室はわからないためこの条件だけで並び替えします。
並び替えの時に注意すること

コアをバランス良く配置
避難できるように配慮

利用者コアを中央あたりに配置
動線をなるべく均等にするため

利用者コア付近に車椅子使用者用の室数配置
バリアフリーに配慮

談話スペースは利用者コアの付近に設けます。
共用部分がコアから一番遠くにあると
不便です。
それにプライベートな空間の奥にパブリックな空間があるのは少し違和感があります。

共用部分は動線が一番短くなるするのが基本ですからね。

リネン室は管理コア付近に設置します。

最後に各要求室に対してバルコニーをつけて終了。

これで完成です。

まとめ

まず基準階タイプを進める上で最初のミッションは

最初のミッション

1. 基準階部をどれだけコンパクトにまとめるか
2.基準階部のどれだけ早くまとめるか

の2点です。

問題2-4も、主に最初のミッションの基準階についてまとめた問題を出題しました。

まずはこれを防ぎたい

同じ構成なのに、スパンが違うことによる→面積オーバー
基準階を完璧にまとめることによる→エスキス時間の長期化
室数を間違えによる→手戻りの作業の防止

これらをまずは防ぎたいです。
低層階とのつながりはこれができた上でのお話になります。

ここでまず特訓してもらって再度、基準階の課題に取り組んで下さい。

解答より大事なのは

解答への導き方です。

役にたったよって方は受験者仲間にこのブログの存在を教えていただければ幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。