一級建築士 初心者用 基準階タイプ 製図特訓エスキス初級編 問題3−1

製図特訓

おはようございます、こんにちは、ごんばんわノロアリです。

基準階タイプをするときは

最初のミッションの確認をします。

最初のミッションとは

1. 基準階部をどれだけコンパクトにまとめるか
2.基準階部をどれだけ早くまとめるか

の2点です。

ホテルや研修施設のような宿泊系かつ要求室の多い用途は

I型を選択することで最初のミッションを簡単にこなすことができます。

その他にも以下の理由があります。

I型プランの選択理由

コンパクトかつ早くまとめられる他にも

  • 採光が取れる
  • 作図時間も少なくて済む

しかし、I型だけでまとまるような試験問題にはなっておりません。

エスキス初級編3シリーズでは、I型でできない場合の「手法」と「考え方」を問題を通してお伝えできればと思います。

では早速問題3-1をやっていきましょ!!

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問題3-1

用途はホテルです。

問題2-1の条件変更パターンです。

敷地の東西方向が50m、南北方向が36m

2階に2層分の大空間があるため3階の基準階に制約があります。

変更しても意識してほしいことは

面積オーバーにならないようにコンパクトにまとめていくこと
エスキス時間の長期化防止のため目安時間10分で完了すること

エスキスは時間の引っ張り癖を付けないよう10分で必ず終了。

間違えててもいいと思います。
そこからまた再復習で挑んでもらえればいいです。

今回も基準階のみのプラン完成すればOKです。

解答3-1

解説3-1

概要

改めて用途はホテルです。
住むわけではない=一時的な滞在
なので北面採光があってもOKです。ここまでは問題2-1と同じ

敷地の東西方向が50m、南北方向が36m

2階に2層分の大空間があるため3階の基準階に制約があります。

リゾートホテルでないので景観もシビアに配慮は不要。
それを踏まえて

1.要求室の整理

まずは1フロアに何室必要かを整理します。

ツインTは間口が3.5m以上12室(25m2/室)必要です。

ツインT2は間口が3.5m以上1室(30m2/室)必要です。

車椅子使用者用は間口が3.5m以上1室(30m2/室)必要です。

忘れていけないのが3階には大空間上部があります。
なので3階で基準階部分は考えましょう。

残り必要なのは
リネン室、利用者コア、管理コア
そして廊下

以上が基準階に必要なものです。

2.とりあえず並べる

まずはI型

問題2-1同様
ホテルは基本I型のプランで進めます。
中廊下型で両面居室となる型です。

I型の特徴

一番コンパクトで単純
採光が取れる
作図時間も少なくて済む

と言った理由からです。

先程整理した室数を端から単純に並べます。
まずツイン
そして廊下をまっすぐ
続いて、ツインT2、車椅子を廊下を挟んで逆側へ
残りはコアにリネン

そして最後に大空間を配置。

全部並べました。

大空間は面積がわからないですが最低でも短辺方向9mぐらいは必要になってきます。

そして基準階が42mぐらいになるため

敷地内に納まりません。

ツインコリダー型もしくはL型

納まらないので

I型が無理なら

ツインコリダー型
L型

のどちらかで進めます。

ちなみにI型でいくとX方向6コマ、Y方向2コマの計12コマになりそうなので

どちらでもそのコマ数に合わせて計画していきます。

とりあえず並べてみましょう。

ツインコリダー型で並べる

ツインTが12室あるので半分ずつ南北に

ツインT2と車椅子使用者用、利用者用コアを配置

そして管理コア・リネン室を配置します。
ここまでの並びは適当です。

L型で並べる

L型は基本I型をどこかで曲げるだけ

ツインTの8室目で今回は曲げました。

曲げた部分がコアがあるといいなぐらいでとりあえず並べます。

L型は曲げる位置がポイントになります。
大空間の正確な平面的な位置がわからないため
正確な曲げる位置まではわかりません。

ツインTの6室目で曲げる場合もあれば2室目で曲げる場合もあります。

今回は敷地のY方向が36mなので10室目で曲げることは出来ないです。

並べ終わり

現状どちらプランも、室の配置は今のところ変なところありです。
ここでは必要なものを揃えるだけでいいので適当でいいです。

ここで完璧を求めると時間がかかります。
さっさとスパン出しにいきましょう。

3.スパン出し

スパンを出す上で1番のヒントはI型と同じで
面積
間口寸法

両方とも揃っています。

ツインコリダー型でスパン出し

最初はツインT・ツインT2・車椅子使用者用の並びより

①X方向

1部屋につき間口3.5m必要なので2部屋で1スパンとします。そうすると1スパン7mとなります。

②Y方向のスパンを出します。

ツインTの部屋面積は25m2です。
25m2から間口3.5mを割ると約7mとなります。

ツインT2及び車椅子使用者用の部屋面積は30m2です。
30m2から間口3.5mで割ると約8.5mとなります。
間口を同じ3.5mで考えるとY方向のスパンを8.5mとなり、ツインTの室面積・基準階面積が広くなりすぎるので
Y方向のスパンを7mとし

③X方向(一部変更)

ツインT2及び車椅子使用者用の間口を30m2/7m(Y方向スパン)≒4m
2部屋で1スパンで8mスパンとなります。

最後に廊下と管理コア・リネン室

廊下は片側居室なので芯々で2mでOK

管理コアは短辺で3mあれば

廊下は片側居室なので芯々で2mでOK

管理コアは短辺で3mあればいいので

廊下+管理コア+廊下=2+3+2=7m

X方向7mと8mスパン、Y方向7mスパンとなりました。

4.並び替え

最後に並び替え

その他の設計条件があるか、低層階に求められている留意事項や要求室はわからないためこの条件だけで並び替えします。
並び替えの時に注意すること

コアをバランス良く配置
避難できるように配慮

利用者コアを中央あたりに配置
動線をなるべく均等にするため

利用者コア付近に車椅子使用者用の室数配置
バリアフリーに配慮

今回は、ツインT2及び車椅子使用者用と利用者コアの位置を入れ替え

最後にバルコニーをつけて終了。

面積に余裕のない場合は余り部分を吹抜け・光庭などで面積調整。

これで完成です。

余裕のある方へ

余裕がある方は、

I型・ツインコリダー型・L型それぞれの

XY方向m数・スパン・コマ数・面積などを比較してみてください。

例えば、面積はどの型が増えやすいのかなど

その比較から得られた情報が本番に生かせると思います。

8月5日以前にこのブログを参考にされた方へ

申し訳ございません。
間違えておりましたので、修正いたしました。

間違え箇所

ツインT2・車椅子使用者用の室面積が不足

そのため、3のスパン出しと4の並び替え部分が修正箇所です。

まとめ

まず基準階タイプを進める上で最初のミッションは

最初のミッション

1. 基準階部をどれだけコンパクトにまとめるか
2.基準階部のどれだけ早くまとめるか

の2点です。

エスキス編3シリーズでは

I型でできない場合の対処法

I型でよりコンパクトかつ早くまとめる

敷地・大空間の条件ではI型でまとめることができない

再度、ツインコリダーもしくはL型でまとめる

この方法で最初のミッションをクリアしていきます。

そのための特訓でした。続いて同じような問題3-2から5まで出題します。

役にたったよって方は受験者仲間にこのブログの存在を教えていただければ幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

コメント

  1. 初心者1号 より:

    いつもありがとうございます。分かりやすい問題と解説で,初心者に参考になります。
    ちょっと分からないところがあるので,質問させてください。

    問題4-1で質問なのですが,解説の最後の部分で,
    廊下+管理コア+廊下=2+3+2=8m
    とあるのは,7mになるので,X方向7m×4,Y方向7m×3の12コマということでよいでしょうか?
    また,この場合,30m2で要求されているT2と車椅子室はどうなりますか?
    図を見ると,ツインTの25m2と同じように見えるのですが,間口を広げるのでしょうか。

  2. 初心者1号 より:

    ↑↑

    すいません,本名書いてしまったので,名前削除出来ませんか?
    お手数掛けます。。

  3. 初心者1号 より:

    名前の訂正,ありがとうございます。
    さらに,質問にも誤りがありました。
    問題4-1 ではなくて,問題3-1についてでした。
    お手を煩わせてしまい,申し訳ありません。

  4. 初心者1号 より:

    お礼が遅くなりました。訂正いただき,ありがとうございます。
    これからも分かりやすいブログ,楽しみにしています。